旧村山家 蔵工事日誌②
土蔵修理工事が始まりましたっ!
北東隅の土壁がごっそり落ちています…。
2階部分の落ちそうな外壁も落していきます。
どう直していこうか…。土台が腐ったり、長い年月で地盤が沈下したりで傾いた建物をジャッキアップして補
正します。昔からある構法で曳家(ひきや)といいます。(※地方によっては移動する場合を曳家、その場所で揚げるだけの場合は揚家(あげや)ということもあります)
今回は建物全体を30cmジャッキアップして傷んだ土台を交換、新しくしっかりとしたコンクリートの基礎を設けます。建物を揚げるジャッキを受けるために太い構造材を井桁に組みます
こういう口径の太い材料はなかなかストックないので心配しましたが、幸いにも大工さんの伝手で製材所に眠っていた材料を調達することができました。沢山のジャッキが必要で大工さんの在庫で足らない分はレンタルなどします。
さてこの重たい土蔵が揚がるのでしょうか?!