大芋地区と市野々に暮らす人たち
大芋地区にある福井に移住された「木の家具・器 INABA WOOD WORKS」の稲葉崇史さん。
20年前、今の職業である木工家具職人に転職されました。現在は家と同じ敷地内にある工房を、プロの手を借りながら建設中です。
木津川市に長年住んでいて工房は生駒にありました。常日頃、住まいと工房を一つにまとめて普段の生活の中に仕事を組み込みたい、暮らしと仕事を同じ位置づけにしたいと思っていました。職住一体という感じです。
最初は奈良や吉野で物件を探していましたがなかなか思うようなものに巡り合えなくて範囲を広げて探すようになりました。丹波篠山市は創作に携わる作り手が多く集まっている地域で以前からちょっと憧れていて漠然と篠山いいなと思っていました。妻とドライブに行って改めて篠山いいねと。それからは篠山限定で探すようになりました。それに丹波篠山市は移住や起業の補助金が手厚く、市役所の方もとても親切に手続きなど教えてくれたので移住起業に大変助かりました。
探し始めて1年以上経ってたまたま売りに出ていたこの土地が一目で気に入り当日決めました。今年2月に引っ越して工房も梅雨前ごろには完成し創作活動を開始しています。
引っ越して最初のころは地元の方々とうまくお付き合いできるか多少不安がありましたが、草刈りや自治会に参加することで地元の方々となじむことができました。自治会長さんはじめ地元の方々がとてもいい人ばかりでいまでは不安はありません。人それぞれと思いますが私にとってとてもいい距離感で心地いいです。
将来的にはここで家具ギャラリーとカフェを開きたいと思っています。外部の方だけでなく地元の方々が気軽に集まれる場になればと計画しています。
私が思い描いていた職住一体の生活を実現することができましたし、この地で家具を作って家族と生活出来ればいうことはありませんね。
犬の散歩でよく歩く川沿いの景色や福井の集落がとても気に入っています。今住んでいる周辺はどこもいい風景なのでどこかに旅行しなくても十分満足できます。

稲葉崇史さん : inabawoodworks@yahoo.co.jp
大芋地区に暮らす人たち
大芋地区には、どんな方々が暮らしているのでしょうか?みなさんの想いを、ちょっと聞いてみました。